自動車向けワイヤレス給電はいつ普及するのか?

2010年ごろ,今から5年前になりますが,ワイヤレス給電の話題が多かったです。
商品化に最も近いと思われたのは日産でした。
日産は電気自動車LEAFに力を入れてましたので。
そして日産は2014年を目処にワイヤレス給電を採用する予定だと発表していました。
 
いろいろなHPを見ていると,
電気自動車の売れ行きが思わしくない
国際標準化の手続きが終わっていない
 
などが課題として見えてきます。
 
電気自動車が売れないのはなぜでしょうか。
価格と走行可能距離が大きな要因であることは間違いないと思いますが,
それよりも充電が面倒であることが挙げられます。
(もちろん走行可能距離が長くなればなるほど充電回数は少なくて済みますが)
 
充電がいかに面倒か,実際に体験してみるとよくわかります。
私はいまドイツででカーシェアリングサービスを利用していて,電気自動車に乗ることがあります。
充電の仕方はざっと以下のとおりです。
 
車から充電ケーブルを取り出す
充電ケーブルを車に接続する
充電ステーションに認証カードをかざし,コンセントカバーのロックを解除する。
太くて重い充電ケーブルをコンセントにぶち込む
 
差し込むのではなく,ぶち込むのです。
これが結構な力作業で,とても,高齢者や女性が気軽に取り扱えるものとは思えません。
 
ワイヤレス給電が実現されれば,車を駐車しておくだけで充電されるので,使い勝手は格段に良くなるでしょう。